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「私は、今の自分が好きだ。」
少し前まで、そんな風に思うことなんてなかった。


こんな風に思えるようになったのも
すべてはこの治療を経験していることに
あると思う。



「人生」
最近、本当に人生は面白いと感じる。
本がこんなにもおもしろいなんて思わなかった。
人と接するのがこんなにもおもしろいなんて
思わなかった。



昨日、妻との話であることで話が盛り上がりました。
それは、「事実」の受け止め方についてでした。
事実とは、本当にあったことそして実際にあること。
それをどのように人は受け取るのか?



それは、受け取る側が今まで生きてきて
それまで学んだことによって意味が変わるって
こと。


例えば、私達婦の場合。

「治療を受けなければ子供を授かる可能性は
かなり低い。」

これは事実である。
これをどう受け止めるのかは、私達がこれまで
どう生きてどう人として成長してきたかによって
変わる。


私達の受け止め方はこうだ。
「これは、私達だから与えられたことなんだ。
この不妊治療で私達は何かを学ぶ機会なんだ。」


事実、私達はお金や普通に赤ちゃんを授かった人には
得られない経験、学びがたくさんありました。


「人」がどのようにして生まれるのか
どのような奇跡の連続で一つの命が出来るのか。


これだけでも、私達はもし子供が生まれ育ち
性教育を教えなければならない時、自信を持って
子供に教えることが出来るでしょう。


この問題があったからこそ、妻の事を愛おしく思い
何か自分にできる事はないか積極的に探し
行動に移す。けして見返りを求めないし
そんなことは思ったりしない。


人は正直、物事や痛みなど実際に自分が体験しないと
その苦しみ、痛みはわからない。
しかし、わからないからこそやるべきことがある。
やって意味の無いことは何もないということも
わかった。



今までの自分の生きたかに疑問を感じた。
色々と気付く前は、婦生活では亭主関白が一番
うまくいく方法だと思い込んでいた。



しかし、今は時代が違う。
今は昔みたいに女性は外に働いてはいけない世界には
なっていない。もうそんな時代は終わった。
しかも、よく考えてみると私の考えは浅はかだった。


亭主関白というもの、男は外に出て働いて家族を
養えばいいだけと考えていたのです。
その考えが私は間違っていたのに気付いたんです。


正直、私は「将来」そして本当に自分以外の人の
人生を背負うことについて全然考えていなかった
のです。


妻から。「これからどうする?」とか
「将来のことはどうゆう風に考えているの?」とか
聞かれても私は、「そんなことはそん時になってみないと
わからない」なんて事を言っていました。



しかし、今は違う。
お互いを尊重し、どちらが上とか下ではない。
ただ、お互いに得意、不得意なことがあるだけで
それをお互いに補いあえばいい。相手を本当に大事に
思うんなら、自然とそうできるはずである。


そして将来のことも
この部分は、基本男の方が責任がある。
だから私は口で言うのではなく今は
行動に移し、そしてそのことにより
妻に安心を与えている。




これからもし私達に何か問題が発生した場合
「この問題には、何か私達が成長し学ぶ時なんだ」
こう、受け取るでしょう。


事実は、人がそれまで生きてきて得たもの
学んできたことによって変わる。


私達は、治療に出会う前の自分と治療に出会ってから
の自分

だんぜん今の自分が好きです。


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2007.10.27 Sat l 日記 l COM(6) l top ▲
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